生態偏

No.13 フリソデエビHymenocera pictaの詳細

最初に:Debelius氏の洋書図鑑(IKAN社)では、この系統のエビを2種類に分類しています。

Hymenocera picta と Hymenocera elegans

日本では、一般的に1種類の分類(Hymenocera pictaなのでこちらに統一します。

前方側面 後方側面

正面

各部分の名称
フリソデエビの写真を撮ってもどこが目だか分からないという声を聞きます。

フリソデエビの外形を複雑にしているのは、触角、目、顎脚の分離が出来ないためだと考えられます。目と触角は上図で分離できると思いますが、ややこしいのが顎脚です。

 

顎脚部分の説明

顎脚

顎の一部が脚状に変化したもの。本来の脚(胸脚:片側5本)より更に前方内側にあります。

左図の白黒/カラー図のカラー部分が顎脚。脚のように間接を介して節に分かれている。この節の外側から123番目が扁平に広がっている。(フリソデ部分と同様!)

他のエビにも顎脚がありますが、フリソデエビのように扁平になっていません。

それでは、最初の写真に戻って見直すと、脚(胸脚)と顎脚の位置関係は左図になります。フリソデエビは第2胸脚がハサミ足です。

でも、顎脚ってどう見ても普通の脚の延長に見えますよね!

 

さて、フリソデ(振袖)部分の解説ですが・・・

写真上右図の書きこみ部分で、この図では下側が、ちゃんと開いてハサミの機能をします。

では、いったい振袖部分は何のためにあるのでしょうか?

研究者の方へ:コメントありましたら是非お教え下さい