生態偏 2007.9.09

No.40 Periclimenes  sp の詳細(単なる説明?)

このPericlimenes  sp がずっと気になっていました。どこで見れるかいろいろなHPを調べてましたが、偶然CEBUで見れましたので、その説明を少し!

 

Periclimenes  sp(spとは”何とかの仲間”という意味であり、その名前?から、未だに正式名称が付いていないことを意味します。)

Yanagisawa的に分類すると”アカホシカクレエビの仲間”ですが、強引に現在の状態を日本語で言うと

”ホンカクレエビ属の仲間”となります。

このエビの特徴は、@全体的に、黄色い点が入っていること、A頭部の付け根に白いラインがあることです。

似ているエビに、ハクセンアカホシカクレエビ(Periclimenes kobayashii)、和名なし(Periclimenes holthuisi )がいますが、別種のようです。

 

頭部の拡大写真(写真は個体が違います):2つの個体の見ても頭部の付け根に白いラインがあります。後述のハクセンアカホシカクレエビ(Periclimenes kobayashii)でも頭部の付け根に白いラインがありますが、P kobayashii では黄色い斑点はありません。
頭部の拡大写真(同じ個体の左右):体の側面とお尻部分に黄色い斑点があります。お尻部分の黄色い斑点は後述するPericlimenes holthuisi にもありますが、こんなに大きくはっきりとは黄色い斑点は出ていません。
頭部の拡大写真(写真は個体が違います)尾扇の拡大写真。この部分はあまり特徴がなく一般的なアカホシカクレエビと似ていると思います。
参考ですが、他のエビと比べると(水中で分類するには)
左図はPericlimenes holthuisi です。お尻の部分の白い色と赤い色の間に僅かに黄色いラインが入っていますが、今回のエビのように、大きな黄色い斑点はありません。Yanagisawa的な分類の”アカホシカクレエビの仲間”では、黄色い色が入るのはこの2種類しかいません。詳しくは生態編No.37を見てください 右図はハクセンアカホシカクレエビ(Periclimenes kobayashii)です。頭部後部に白いラインがあります。この白いラインがあるのも、この2種類しかいません。

各位:今、この手のエビの写真を集めて、Yanagisawa的な分類の”アカホシカクレエビの仲間”の分類方法を作っています。あと、ビードロカクレエビの写真が手に入ればどうにかなりますが、まだ見たことがないので、まずはダイビングに行かないとと思っています。ビードロカクレエビが必ず見れるところがありましたらご一報下さい。

なお、計画では

アカホシカクレエビ、ハクセンアカホシカクレエビ、ニセアカホシカクレエビ、ナデシコカクレエエビ、オドリカクレエビ、ビードロカクレエビ、和名なし(Periclimenes holthuisi ) の写真で見た分類の仕方を計画中です。

2007.9.02-06  Philippine CEBU -28〜-30m

 

研究者の方へ:コメントありましたら是非お教え下さい