フランスの古城の写真集を見て以来、行ってみたいお城No.1だったシュノンソー。
長年の夢が叶いました。

シュノンソー城には、女性が多くかかわっています。
城の原型は、16世紀前半にトマ・ボイエが邸宅を建てたところから始まります。奥方のカトリーヌ・ブリコネは建設現場を見回り、城の完成後は、王フランソワ1世を招待しもてなしたそうです。
ボイエの死後、城は王家へ贈与されます。王アンリ2世から城を譲られたディアヌ・ド・ポワティエ(アンリ2世の愛妾)は川に橋を渡し、城を向こう岸と結びます。そして、アンリ2世の死後ディアヌから城を奪還したカトリーヌ・ド・メディチ(アンリ2世妃)が橋上に回廊を増築し、現在の姿ができあがりました。
その後カトリーヌの義理の娘ルイーズ・ド・ロレーヌ=ヴォーデモン(アンリ3世妃)、ガブリエル・デストレ(アンリ4世の愛妾)と引き継がれ、18世紀の城主ルイーズ・デュパンはフランス革命の破壊行為から城を守りました。
こんなことから、シュノンソーは「6人の奥方の城」と呼ばれています。

現在は、実業家一族が所有しているそうです。そのせいか、レストランやワインセラーなど施設が充実していました。

 並木道

ロワール古城巡りツアー、2番目の訪問地でした。
大人気の城だけあって、駐車場からすぐのチケット売り場ではかなり長い行列ができていました(こんな時ばかりは団体ツアーに感謝です。)
行列を横目に、長い並木道を通ってお城へ向かいます。


並木道は、木漏れ日がきれいな上、お城が見えるまでワクワクできて、エントランスとしては最高です


並木道を抜けると、正面に真っ白な城が見えてきます

城内

優美な外観と違って、内部は素朴な装飾でした。


五人の王妃の寝室
寒さをしのぐため、タペストリーは必須アイテムです


回廊
自然光が差し込む回廊は、川をまたぐ橋の部分です
第一次大戦中は、城主が野戦病院として開放したそうです



回廊から見たシュール川

  庭と外観

【ディアヌ・ド・ポワティエの庭】
城に向かって左側がディアヌの庭です。
2008年の夏の花壇は、ピンクが基調でした。

ディアヌ・ド・ポワティエは、当代随一の美女として謳われた人です。
アンリ2世の養育係から愛妾になりました。
アンリ2世にとって、一生もの恋だったんですね。



この角度からが一番有名ですね
川ではボート遊びもできます








強風のため、”逆さシュノンソー”になりませんでした

【カトリーヌ・ド・メディチの庭】
城に向かって右側がカトリーヌの庭です。
こちらは黄色が基調でした。

カトリーヌ・ド・メディチは、フィレンツェのメディチ家の出身です。
輿入れした時、夫には既に愛妾がいましたから苦労が偲ばれます。
彼女がフランス宮廷に入った際に、
イタリアの洗練された文化を一緒に持ち込みました。



左側はマルクの塔、現在はお土産屋さんです



花壇近景

アクセス: パリからのバスツアーを利用しました。
       ルートは@クロ・リュセ→A昼→Bシュノンソー→Cシャンボール。
       7:30パリ発、17:30パリ着と苛酷なスケジュールでしたが、
       どの城も、免許を持たない旅行者にとって、手軽に回れる場所ではないので初ロワールとしてはいいのかなと。