CONVERSE コンバース こんばーす

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さて、アディダス、ナイキと来まして、今度はあの超定番スニーカー「キャンバスオールスター」「ワンスター」等を生み出したコンバースについてのコラムを作りました。

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コンバースラバーシューカンパニー誕生
1908年、今から90余年前コンバースはマサチューセッツ州モールデンに誕生します。創業者はマーキス・M・コンバース。(ただしこの方は'29その座を退き'30に急逝されたそうです)

創業当初はスポーツシューズはほとんど作っておらず、主にゴム製の作業靴を作っていたそうです。これは創業の地マサチューセッツ州モールデンと言う土地が、降雪量が多く、アウトドアの本場であった事が関係しているようです。

キャンバスオールスター誕生
1917年コンバースは永遠の名作キャンバスオールスターの製造販売を開始します。当時はまだそれほど人気の無かった、と言うよりまだできたばかりのスポーツであるバスケットボールの競技用シューズを開発した背景には、バスケットボールがコンバース社の近くである、マサチューセッツ州スプリングフィールドが発祥の地であったと言う事が大きく影響しています。

その構造、機能、外観は現在販売されているキャンバスオールスターとほとんど変わらない事を考えると、このキャンバスオールスターは当時物凄いハイテクバッシュだった事が想像できます。だって街履きであれば現在だって充分な履き心地を持っていますし、日本のスポーツメーカーのシリアスモデルのエントリーモデルはほとんどこれに習って作られていると言っても過言でないですから。

ちなみにこのバスケットボール、考案は1891年ネイスミス博士と言う方が考えたそうです。考案当初は木製のももの収穫用のかごと言うか桶のようなものをゴールに使っていた事から「ピーチバスケットボール」と呼ばれていたそうです。(昔月刊バスケットボールに書いてありました。(笑))

そう言えば最近のモデルに「スプリングフィールド」と言う名前のモデルがありましたね。これはバスケットボール発祥地の名を冠したモデルなんですね。

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チャック・テイラー
現在のキャンバスオールスターのアンクルパット、そしてオールドモデルのヒールパッチに名前が記されているバスケットボールプレイヤー、チャック・テイラーはキャンバスオールスター誕生の翌年、1918年プロバスケットボールプレイヤーとしてデビューしました。

彼はプロ入団後、そのプレイ用にキャンバスオールスターを選ぶ。そして当時のキャンバスオールスターの機能、耐久性に惚れ込み、プレイヤーであると同時になんとコンバースの契約セールスマンとなり全米の高校や大学にバスケットを教える傍ら、キャンバスオールスターを宣伝して廻ったそうです。

しかし、これほど強力な営業マンはいませんよね。実際に自分で履いてプレーしているプロプレイヤーがすすめるものが悪いわけありませんよね。
そんなこんなで全米バスケットボール界はキャンバスオールスターが席巻していたそうです。(他に専用シューズはなかったんだろうから当たり前か?)

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70年代
キャンバスオールスター以降、第二次大戦時も業績を落とす事なく、軍用シューズ等の生産で乗り切ったコンバース。その後もバスケットボールがメジャースポーツとして育っていった事、その他テニスなども手掛け、まさにコンバース大国を築いていきます。

しかし70年代に入ると、他社からレザー製のバスケットボールシューズが発売され(スーパースターの事ですね)そのシェアをのばして来ます。コンバースも負け時とレザーオールスター、つまり初期型のワンスターレザー(通称ジャックスター)で対抗しますが、コンバースの場合その看板商品であるキャンバスオールスターの存在が大きすぎたのか、レザーシューズへの移行が上手くいかなかったようです。

また機能的にも後発のスーパースターは、グリップ製、クッション製に優れた一体成型のゴムアウトソールをアッパーに縫い付ける堅牢な製法。そして磨耗するつま先を守るゴム製トウキャップもソール、アッパーと一緒に縫い付けられていましたので、これも強力。これに対して、コンバースのレザーオールスターは、ソールはキャンバスオールスターと同じバルカナイズ法で高温接着されたもの。トウキャップはなく、アンクルパットも入っていない(ハイカット)。その差は歴然だったのかもしれません。

その結果、'72年にはエルトラコーポレーションと言うニューヨークの大企業に買収されてしまいました。ところがこの買収がコンバースの息を吹き返す結果となるのです。この時にエルトラはあのジャックパーセルで有名なBFグッドリッチを買収し、コンバースの傘下におさめます。その他にもさまざまなリストラを行ったおかげで、コンバースは再び浮上のきっかけを掴む事となります。

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プロレザー
上記のような変革のあと、コンバースはあのドクターJの愛用シューズとなった「プロレザー」を発売します。'76年のことです。

スーパースターに習って一体成型のゴム製アウトソールをアッパーに縫い付ける製法、そしてハイカットのアンクルパットにはアキレス腱保護のスポンジを装備。インナーソールにはゴム製またはスポンジ製のアーチクッションもついていてます。独特のソールパターンを持つ柔らかいアウトソール、足なじみの良いレザーアッパー、シャープなシルエット。スーパースターと比較してもクッション製などはプロレザーの方が上だったんではないかと記憶しています。(ただし、耐摩耗性はスーパースターに劣る)

このプロレザー、ドクターJ人気も手伝って大変な人気を泊したそうです。
また、シューズ自体のかっこよさというのもかなり良かったです。わたしはスーパースターの方が好きでしたが(アディダスかぶれだった)プロレザーのスタイルはシャープでとてもかっこ良かったなー。ハイカットのとんがったアンクルパットも良かったです。(笑)

'80年代
70年代後半から、全世界的なジョギングブームが起こります。
ここでランニング系のメーカーは台頭していきますが、コンバースはもともとがバスケットシューズ主力のメーカーですので、他社に比べて(またも)対応が遅れ経営危機を迎えます。その結果前出の親会社エルトラはコンバースを手放し('79年)その後'82年に独立、株式を上場します。この激動期もその主力であるバスケットボールシューズがむしろ'80年代前半の業績の維持発展に貢献します。

この'80年代にはいると、スターテック、そしてあのマジックとバードが愛用したウェポン等の名品が次々と発表されます。
とくにこのウェポンは、昨年完全復刻版が発売され、プロレザーとともにコンバースのレザーバッシュの代名詞となっています。

しかしここで、コンバースのランニングについてですが、先ほどで対応が遅れたといいましたが、決してその製品に良いものが全くなかったというわけではありません。むしろランニングの名品と呼ばれるものも数々登場しています。スターファイヤー、ワールドクラストレイナー、トラックスター・・・今思い当たるものはそんなとこですが、どれもシンプルで魅力のあるモデルばかりです。どれも大ヒットしたというものはないとは思いますが。

ちなみにスターファイヤーは最近完全復刻が出て、そのグリーンのモデルはかなりの人気を博したそうです。(いわゆる通称青リンゴ)
またワールドクラストレイナーはランニングシューズとしては珍しくシューレースが閉じていないので、見た目もけっこう変わっていますね。

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コンバースのハイテクノロジー
'80年代中盤から、シューズメーカー各社がスニーカーに新しいテクノロジーを投入していきます。(ナイキのエアクッションなど)やはり目玉になるのは各社クッショニングのテクノロジーなので、わたしもほとんどクッショニングに付いて書いている事が多いです。

コンバースのクッショニングの新しいテクノロジーは、'89年に登場した「エナジーウェーブ」が最初となります。これはミッドソールにEVAフォームとポリウレタン、そしてコンバース独自の素材をマーブル模様のように混ぜ合わせたもの。(しかし独自の素材って一体何なんだ?)

まあいってみればニューバランスのENCAPコアのようなものかな・・・
実はわたしエナジーウェーブ搭載のコンバースを持っていないので、詳細や履き心地は不明です。ごめんなさい。このエナジーウェーブにPUもしくは圧縮EVAのミッドソールを組み合わせるわけですから、やはり前出のニューバランスに近いものと思われます。

その後コンバースは流体力学を応用した、「リアクト」というクッショニングシステムを開発します。これは粘度の高いどろどろの液体と圧縮ガスをカプセル内に封入し、それをミッドソール内に装備するというもの。類似のものにブルックスの「ハイドロフロー」というシステムがあります。(ちなみにこれは液体だけだったと思います。)

リアクトはビジブルウインドから見れるモデルが多いので容易にその内容を見る事ができますね。黄色いゲル状の液体の中に空気のつぶつぶが点在しています。このクッション性ですが、衝撃吸収にはかなり効果があります。履いて足に体重をかけると明かに潰れる感じというのが実感できます。ただ反発弾性はほとんど感じられません。ナイキのマックスエアやトータルエアのようにポンポンとソールが返ってくる感じとは全く別物です。

このリアクトはフォアフット、リアフットとも搭載しているものも多く、しかし、特別フォア用リア用という区別は無さそうです。また、一時期ですが、フォアフットとリアフットのリアクトを細いパイプでつないで、前後のリアクトが相互に移動できるものが出ました。(ちょうどリーボックのDMXの液体版とでもいったらいいのでしょうか。)確か「アキュポッドシステム」とかいう名前だったと思います。

このアキュポッドシステムは試し履きしかしていないんですが、なかなか印象良かったです。リアクトが前後に移動できるので、リアフットだけのものより移動の容量が多くなりますから、よりクッションが増したように思いました。
ただ外観が好みのモデルがなかったため購入には至りませんでした。(笑)

しかしこのアキュポッドシステム、確か1シーズンくらいしか採用されなかったよう覚えがあります。実際契約プレイヤーのラリージョンソンも採用されたシーズンであるにもかかわらず、アキュポッド無しのリアクトを搭載したモデルを履いていました。

何か問題があったのでしょうか?誰か知っている人がいたら教えてください。

その後最近では、ヘリウムガスを封入したカプセルを内蔵したバスケットボールシューズが発売されているようです。これについてはなんにも分かりません。(笑)何かわかったらまたご紹介したいと思います。

ヘリウム

コンバース最近のクッショニングシステム。エアクッションみたいなもんなんですが、風船が浮くように入れる(あと吸い込むと声が高くなる(笑))ヘリウムガスを封入したカプセルをミッドソールに搭載するというもの。

目的はクッション性とその軽さだと思うのですが、クッション性についてはそれほど大きな効果というのは感じません。確かに体重をかければ沈む感じを感じる事ができるのですが、他のクッショニングシステムと比較して優れているかどうかというとそれほどのことはないようです。

軽さについては単にクッショニングシステムだけの問題ではないので、なんとも言えませんが、わたしの履いたヘリウム搭載のバッシュはかなり軽かったです。

もう少しモデル数が増えてこないとなんとも判断つきませんね。リアクトのアキュポットシステムのようにすぐ消えてしまう可能性だってないとは言えないですし。

ただ軽さについては好印象でした。

ワンスタースェードの復刻

最近また米国製のワンスターのスェードの復刻が手頃な値段で売っています。

一見すると何となくよさげなシルエットで思わず手に取ってしまいましたが、実際に試着してみてがっかり。ソールはペラペラ、アッパーもペラペラ。

特にソールはインソールアウトソールともにすっごく薄くて、これはプロケッズのロイヤルよりクッションがない感じです。オリジナルはシンプルだけどソールの感覚はもっといいぞ。

つま先のとんがり方もそり返り方も何となく足りない。なんか心持ちつま先は四角いような気もする。

外観はまだ我慢できそうな気がしますが、履いた感じが最近のキャンバスオールスター以下だったので、迷わず見送りとなってしまいました。

もう少しコストをかけてもいいからソールをしっかりと作って欲しかったと思うのはわたしだけだろうか?

これなら日本製のレザーの復刻の方がずっといいなぁ〜。

皆さんどう思います?

ワールドクラストレイナーの復刻

けっこうオリジナルに忠実に復刻されたものが出てますね。

初めて見た時は「こんなにスター&シェブロンは間延びしてなかったはずだよなぁ」と思っていましたが、うちに帰って雑誌にのっているオリジナルの写真を見たら、けっこう近いじゃん。

以前にも復刻は出ていたようなのですが、ソールが例の星がたくさん並んだスタッドのソールではなかったということで、今回のは完全復刻と言えるものなのですね。

このソールパターンはなかなかいいですね。

わたし実はこのワールドクラストレイナーが好きだったのです。ランニング系の靴としては珍しい「開き」だし、メッシュとスェードの使い方も面白いし。

スターファイヤーの緑(通称青リンゴ)よりも実はこっちの方が好きだったりなんかします。

少し残念なのはスェードの質感。毛足が短くて厚みも薄くて人工スェードみたいです。(もしかしたら人工スェードだったかも)これが全体の質感を安っぽくしているような気がします。

しかし、今こうしてみると決してカッコいい靴ではなかったのですね。(笑)

この復刻、買おうかどうしようか考えたのですが、どうも全体の質感が気に入りませんでしたので、パス。

みなさんどう思います?

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